所得税
所得税は、わたしたちの所得(何らかのかたちで得た収入から経費などを差し引いた利益のことです。例えば、会社でもらう給料や自営業者の商売による利益などのことです。)に対してかけられる税金です。よって、所得税は、基本的には、収入がある人全員が支払わなくてはならない税金ということになります。
しかし、所得税は、所得全額に対してかかるというわけではありません。所得の額から、基礎控除や配偶者控除、扶養控除などの「所得控除」を差し引いた額に対してかけられることになっています。
所得税の徴収には例外もあり、社会政策上の理由などから免除されることもあります。その例としては、雇用保険の失業給付や遺族の受ける年金などが挙げられます。
所得税の額は、所得の額によって当然変わってきます。しかし、所得税の額は、単純に所得の額に正比例しているというわけではありません。正比例というのは消費税などのようにある意味で平等ですが、同時に不平等だということでもあるのでしょう。
所得税の徴収の際は、まずは、各人の家族構成や年齢といったような条件に対する配慮がなされます。そのため、所得の金額が一定額以下の人には、所得税はかかりません。毎日節約してやっとの思いで暮らしている人から1万円課税するよりも、裕福に暮らしている人から1万円を課税した方が全体としてのダメージ(?)が少ないということですね。
所得税の税率は、所得が多くなるほど、多くなった部分の税率が高く設定されています。すなわち、所得が多く税金を支払う能力が高い人ほど、高額な所得税を負担することになっているのです。こういったシステムは「累進課税」と呼ばれています。億単位で稼いだいる人は億単位の税金を払うことになるわけで、だから税金対策としてアメリカとかに住むんですね。